公開講演会「Les races dans la pensée de l’histoire : Augustin Thierry, Michelet et Flaubert「歴史の思想における人種:オーギュスタン?ティエリ、ミシュレ、フローベール」」
INFORMATION
十九世紀は近代歴史学が誕生した時代であり、フランスにおいてはオーギュスタン?ティエリ、ギゾー、ミシュレといった著作家が新たな歴史記述の方法を模索しつつ、フランス革命以後の歴史の流れの意味を解明しようと努めた。その中で特に重要視されたのが「人種」の概念であり、これはしばしば同時代の歴史小説の叙述にも深い痕跡を残している。本講演では十九世紀の歴史学と小説をクロスさせることにより、この時代の文化に新たな光を当てることを目指す。
講師
ジゼル?セジャンジェール/パリ東大学教授
Gisèle Séginger
1956年生まれ。パリ高等師範学校出身(フォントネー=オ=ローズ校)出身。1991年、パリ第8大学文学博士。ストラスブール第2大学助教授、同大学准教授を経て、2004年度よりパリ東大学教授。フランス大学学士院メンバー。フランス十九世紀文学研究の第一人者であり、フローベールを中心に、世紀前半のロマン派から世紀末の自然主義まで幅広い領域で卓越した業績を残している。『フローベール、歴史の詩学』(2000)、『有限性の叙情。ミュッセと詩』(2015)など著書多数。
司会
本学文学部教授
菅谷 憲興
通訳
中京大学准教授
中島 太郎 氏
詳細情報
名称
公開講演会「Les races dans la pensée de l’histoire : Augustin Thierry, Michelet et Flaubert「歴史の思想における人種:オーギュスタン?ティエリ、ミシュレ、フローベール」」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料
主催
文学部文学科
お問い合わせ
学部事務1課フランス文学専修
TEL:03-3985-3392